8月1日より日本で正式ローンチしたBinance Japanですがグローバル版ユーザーは日本版の登録ができないことに加え、日本ではBinanceのグローバル版を利用していた人が多かったためあまり内部の情報が出ていませんでした。でも予定されていた8月中旬の今日15日より、Binance Japanへのアカウント移行手続きが開始しました。今回は移行手続きに関する情報とBinanceグローバル版の日本居住者向けサービス提供終了スケジュールをおさらいします。移行手続き開始本日より日本居住者向けのeKYC(本人確認手続き)を完了したユーザーはBinance Japanへ残高の移行とともに、正式にアカウントの移行ができるようになりました。Binance Japanで取り扱っていない銘柄は11月30日時点で別途Binanceが定めたレートで自動でBTCへと変換されます。もし強制変換を望まない方は、日本版へ移行する前にあらかじめお使いのウォレットや取り扱いのある取引所への送付をお勧めします。Binance Japan取り扱い通貨一覧BTC/ETH/BNB/ADA/ALGO/ASTR/ATOM/AVAX/AXS/BAT/BCH/CHZ/DAI/DOGE/DOT/ENJ/ETC/IOST/JASMY/LINK/LTC/MATIC/MKR/ONT/QTUM/SAND/SHIB/SOL/TRX/XEM/XLM/XRP/XTZ/ZILいつまでに移行しないとだめ?本人確認手続きは2023年11月20日までに行う必要があります。同年11月30日には日本居住者向けのサービス提供を完全に終了するため、日本版への移行が完了していなアカウントは暗号資産の引き出し以外の機能に全て制限がかかります。利用制限がかかる可能性現在グローバル版の口座をすでに開設済みの方は引き続きグローバル版のBinacneを利用可能です。一方でウェブサイトの言語設定で「日本語(/ja)」か「English(Japan)(en-JP)」を利用している場合、いずれのウェブサイトもBinance日本法人の管理下にあるため、日本の規制に準拠したサービスの提供しかできません。よってグローバル版の正確な口座情報の取得や提供されているサービスを受けられない可能性があります。グローバル版の口座をすでに開設済みで日本移行期限までなるべくグローバル版を利用したいユーザーは、言語設定を英語(/en)に変更して利用してください。これからの移行スケジュール日本居住者のBinance Japanへの完全移行に伴い、これから順番にグローバル版で提供されていたサービスの機能が制限されます。今日からのスケジュールは以下の通りです。国内向け新プラットフォーム移行のための本人確認手続き受付開始2023年8月1日より日本居住者向けの新プラットフォームへの移行に向けた本人確認手続きの受付を開始します。基本的にグローバル版のBinanceアカウントを保有する人を対象としています。なお現時点で30種類ほどの銘柄を取り扱う予定で移行のための猶予期間は現在同年11月30日までに設定されています。国内上場銘柄を保有している場合本人確認を完了している場合は、同年12月1日より国内上場銘柄の残高を引き継ぎ日本居住者向けの新プラットフォームで取引可能です。国内未上場銘柄を保有している場合原則2023年11月30日までに国内上場銘柄に変換するか、他の取引所に送金を行う必要があります。先述した期限まで国内未上場銘柄で保有している場合は、同日中にBinanceより指定された日時のレートを参照してBTCへと強制的に返還されます。Margin取引の新規建注文(新規借入)の停止2023年10月27日をもってMargin取引の新規注文が停止されます。同時にマージン取引に必要な資産の新規借入の提供も終了します。Earn商品の新規契約の停止2023年10月27日をもってEarn商品の新規受付を終了します。BinanceではBinance Earnをはじめとするさまざまな利回り付きの商品を提供していますがそれらの全てが対象です。先物取引の新規建注文の停止2023年11月6日先物取引の新規ポジションが保有できなくなります。同日まではレバレッジ10倍で先物取引を日本居住者でも利用できます。またポジションのクローズは同年11月19日まで可能です。先物取引の提供終了2023年11月20日をもって日本居住者向けの先物取引の提供を完全に終了します。同日までにクローズされていないポジションは手仕舞いされ、自動でBTCへと強制的に返還されます。Margin取引の提供終了2023年11月27日をもって日本居住者向けのMargin取引の提供を完全に終了します。同日までにクローズされていないポジションは手仕舞いされ、証拠金として利用されていた暗号資産が現物アカウントへと返還されます。Earn商品の提供終了2023年11月27日をもって日本居住者向けのEarn商品の提供を完全に終了します。同日までに解約されていない継続中の契約は強制的に解約され、返還された元本と報酬のうちそれらが国内未上場銘柄の場合は、BTCへと強制的に返還されます。現物取引を除く全てのサービス提供終了2023年11月29日をもって日本居住者向けに上記までに言及していない全ての現物取引以外のサービス提供を完全に終了します(P2P取引など)。サービス終了までの具体的な流れなどは追って連絡があるようです。グローバル取引プラットフォームでの現物取引提供終了2023年11月30日をもって日本居住者向けの現物取引の提供を完全に終了します。これにより同日付でグローバル版のプラットフォームで提供されていた全てのサービスを終了することになります。具体的にこの日に起こることは現物取引の新規注文の受付停止と、未執行注文(指値など)の強制キャンセルです。また先ほど少し触れましたが、この時点で日本未上場銘柄を口座に保有している場合は、同日中にBinanceより指定された日時のレートを参照してBTCへと強制的に返還されます。日本国内向けプラットフォームへの移行開始2023年12月1日をもって国内向けの新プラットフォームへの移行が開始します。本人確認が完了している口座で国内上場銘柄の残高は新プラットフォームの口座残高に移行しされ、新プラットフォーム上で利用することができます。この時点で本人確認が完了していない口座は暗号資産現物の引き出しのみ利用可能です。